キウイに適した土地はどんな土地?

キウイ

香川県で果物農家で新規就農する時にキウイは必ず検討する項目だと思います。


香川県はキウイ王国を名乗っており、数多くの品種を保有しております。

  • さぬきゴールド
  • さぬきエンジェルスイート
  • 香緑
  • 讃緑
  • ヘイワード

などの品種が作られています。

また新しい品種が出る話もあります。

でも一つ言えることは、

キウイは土地選びを間違うと大変です!

「ヘイワード」を作っている場合はまだいいんですが、「さぬきゴールド」や「さぬきエンジェルスイート」を作る場合は土地選びが非常に需要になります。

糖度が出なかったり、中の赤身がつかなかったりします。

「さぬきゴールド」は糖度測定して出荷価格が決定します。糖度が低いさぬきゴールドは買取価格が非常に安くなります。

ここで注意していただきたい点は、

新規就農者が棚を作成すると1反当たり300万かかりますので、1反当たりの単価の安いヘイワードを作る選択肢はなくなります。

棚とは、

こんなやつですね。

キウイのつるを伸ばすためものです。

棚を作る職人が減少し、価格が高騰しているみたいですね。

高い棚を作成しておいて単価の安い製品しかできないなんて最悪ですからね。

そうするとおのずとキウイに適した土地を探し、高い品種を植えるといった選択肢しかなくります。

キウイは台風に弱い

キウイは台風に弱いです。

強風で用意に葉がちぎれ、商品の品質低下や翌年の花芽形成につながります。

これは移住先が台風の被害を受けやすいか、受けにくいかによると思います。

キウイには水場が必要

日本の気候だとキウイは「かん水(水やり)」を必ず行わないといけません。

有効土層の深さとかん水量、間断日数の関係があります。

有効土層の深さ(cm)  制限層での 水分消費率(%) 必要かん水量(mm) 間断日数    (日)
20 80 8.75 2.19
30 60 11.67 2.92
40 40 17.5 4.38
50 30 23.33 5.83
60 25 28.00 7.00




以上のような表があります。

物凄くざっくり説明すると、

土壌が深いとあまり水をやらなくていい

ということになります。

しかし、土壌が深い状態でも7日ごとのかん水が必要ですので、

水場の確保は必須

といえますね。

どんなにキウイに適した土地があっても、

水場の確保ができない場合はキウイは作れません。

水田転換園はNG

元々水田だった土地に他の作物を作ることを水田転換と言いますが、水田転換してキウイを作ることはNGとされています。キウイは「水はけ」が良い土地で、水の滞留がない土地に植えなくては糖度が高いキウイになりません。

水田転換園は土壌の表面は乾いても、土中が乾きにくく根にダメージを与えてしまいます。根がダメージを受けてしまうと水分を吸いませんから「かん水」をしないといけません。

「かん水」をすると水はけが悪い土地なので、水が土中に溜まり根っこに更にダメージが加わる悪循環になります。

キウイの耕作放棄地を借りる時に水田転換園か確認してください。

水田転換園では糖度の高いキウイを作ることが難しいです。

当園も一反水田転換園があるので、頻繁に「かん水」をしないといません。

当園ではキウイの間に溝を掘り、竹を水抜きにすることにより水はけを良くしています。

水田転換園でキウイを作ろうとすると手間がかかります。

ミカンの不適地がキウイの適地

ミカンの不適地がキウイの適地だと言われています。

みかんは

  • 南向きの斜面
  • 土壌は浅く
  • 乾燥しやすい傾斜地

キウイは

  • 北向きの斜面
  • 土壌が深い

が適していると言われています。

これは「みかん」と「キウイ」の性質の違いであり、みかんは根っこにストレスを加えると品質が向上するが、

キウイの根はストレスに弱いというと特性があるからだと言われています。

香川県でもキウイの生産面積がどんどん減少していますが、その耕作放棄地の大多数が水田転換園だなんて話もあります。

耕作放棄するときには不良の土地から手放しますからね。

水田転換園では美味しいキウイはなりません。

土地を借りたり買ったりする時には下調べが大事です。

それではまた。


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かぐや姫 おじいさん

香川県三豊市で柑橘づくりに燃える一児のパパです。柑橘づくりをする時に必要な知識、農家の現状をブログで説明していきたいと思います。

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