規格外「みかん」はごみみたいなもんだよ!オレンジ入ってるからね

柑橘

みかん選別機

これは柑橘の大きさを選別する機械です。

柑橘は、「2S」、「S」、「M」、「L」、「2L」の大きさに選別されて市場に出荷されます。

ちなみに糖度は2Sサイズが一番高いです。

農協に出荷する時には農協が選別機にかけて市場に出荷しますが、青果市場や産直などに持っていくときは自分で選別機にかけて大きさを仕分けして持っていきます。

選別機の仕組みは至極簡単で、穴の大きさ以下の柑橘が穴から落ちる仕組みです。

よく、

「柑橘を転がしたくないから選別機にかけずに手選別しています」

なんて通販サイトで見ることがありますが、おまじないか自己満足みたいなもんですね。

断言します!選別機にかけても味は変わりません!

ただ選別機を持っていないだけかもしれません。選別機って結構高いですからね。

ロールの穴の大きさを変更することによりサイズを変えていきます。

この穴の大きさ以上の柑橘は2Lです。

この穴の大きさ以下の柑橘は2S未満です。


選別後のみかん

これらが規格外「みかん」達です。

このサイズの大きさの温州みかんは農協経由で市場に出回ることはありません。

すべてジュースに回されます。

皆さんご存じ「ポンジュース」ですね。

柑橘農家特有の裏事情

このジュース用「みかん」にも柑橘農家特有の裏事情があります。

昔はジュースで「みかん」を出荷する際に国からの補助金が支給されていました。補助金が支給されていましたので、ジュース用「みかん」のキロ単価は約60円~70円で取引されていました。

現在は補助金がなくなり、キロ単価6円~7円まで下がりました。

専業柑橘農家は数百トンとみかんを出荷しますので、ジュース用「みかん」もかなりの量が出荷されます。

仮に30トン規格外のものが出荷されると、昔は210万円収入があったものが現在では21万円まで下がる計算になります。

なぜ補助金が無くなったかというと、アメリカからのオレンジの輸入が大きな原因ではないかと思います。

アメリカからオレンジジュースが入荷されることにより、ポンジュースの売上が下がりましたからね。

困った柑橘農家がとった行動が二つあります。

  • 大規模農家は自前でジュースを作成し、第六次産業に乗り出した
  • 小規模農家は規格外の大きさのみかんを産直に持って行った

大規模農家は補助金が無くなることによるダメージがでかいので、設備投資をして何とか収入を確保しようとします。

小規模農家は設備投資に回すお金がないので産直なので販売するしかありません。

そこで何が起こったか!

自前でジュースを作り成功した大規模農家はさらにでかくなり、小規模農家はさらに小規模になった。

産直に持って行っても一日で販売できる量はたかがしれています。みんな持ってくるから安売り競争をするしかありません。

産直に持って行っても売れなければただのゴミですしね。

それでも柑橘で新規就農したいなら

新規就農補助金が申請不可、ジュース用補助金が無くなるなど柑橘で新規就を目指す若者には大きな逆風が吹いています。


それでも柑橘で新規就農したいという酔狂な若者に一言、

「自分の販売網を持ちましょう」

これしかありません。

農協に持って行っても手数料が高い!買取価格は安い!

産直に持って行っても安売り競争になる!

「インターネットで販売すればいいじゃん」という声が聞こえそうですが、楽天などで購入する時に皆さん何をします?

「価格が安い順」に並べますよね。

楽天やアマゾンなんか使っても結局安売り競争なんです。

特に楽天やアマゾンなんかは評価がずっと残り続けますからね。

一度悪い評価を受けてしますと、その評価が消えることはありません。人間がすることですから間違いもあります。

しかし、そんな間違いを許してくれないんです。

悪い評価として常にコメント欄に残り続けることになるんです。しかも、消費者の年々求める品質が年々上がってきてます。

通販サイトも結局自前の販売網ではないですからね。

柑橘農家で新規就農するなら販売先を意識&開拓しながら新規就農するしかありません。

それではまた。


The following two tabs change content below.

かぐや姫 おじいさん

香川県三豊市で柑橘づくりに燃える一児のパパです。柑橘づくりをする時に必要な知識、農家の現状をブログで説明していきたいと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました